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【腰椎分離症】

2014年01月30日 15:15

【腰椎分離症】

腰椎分離症とは文字通り腰椎が前方と後方で分離(骨折)してしまう病気です。主に5番目の腰椎で起こりやすく、腰に鈍痛が生じたり、同じ姿勢で長時間いることが辛くなったりします。尚、腰椎が分離を起こしていても症状がでないケースもあります。

■原因
腰椎分離症を引き起こす原因としては、骨の成長が未成熟な若い時期に行なわれる腰の捻れや、前屈を伴う激しいスポーツにあります。

腰椎の構造は前方の椎体と後方の椎弓に分かれており構造的に後方の椎弓が脆弱となっていますので、その脆弱な椎弓部が激しいスポーツを継続的に行なうことで疲労骨折を起こす場合があります。

骨折が起こると、骨折を修復しようと骨や組織が過剰に生産され肥厚状態(キズでいうところのミミズバレ状態)を作り出し、これらの組織が神経を圧迫することで腰痛や痺れを引き起こします。

その他の原因としては、腰への継続的な負担(姿勢、仕事)、外傷、骨粗鬆症、先天的に分離しているといったことが挙げられます。

■治療
若い時期での発症であれば症状の進行具合により、装具療法による骨の癒合を期待することができます。その時期は安静を心がけ激しい運動は基本的に禁止とします。

しかし腹筋や背筋を鍛えることは分離した骨の補強として好ましいことですので、無理をしない程度の運動ならば支障はありません。

逆に成長期を超えると装具療法による治療効果はほとんど期待できません。よって薬物療法などの保存療法が中心となります。
その保存療法でも効果が出ない場合には手術の適応となります。

器具を用いて骨を固定する方法や骨を分離部に埋め込むなど状況に応じた術式が適応されることになります。

生活上の注意事項として、腰椎分離症から腰椎分離すべり症へと発展する場合がありますので、「症状の悪化」「下肢の痺れ」などの自覚症状の有無について注視しておきましょう。症状が現れたら直ぐに専門家の診断を受けるようにしましょう。

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