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【腰痛の原因】

2014年01月30日 14:56

【腰痛の原因】 

腰痛には、ぎっくり腰のように突発的に起こる急性の腰痛やしつこい慢性の腰痛があり、中には内臓疾患の影響で発症する腰痛もあります。 また、最近はそれだけではなく心理的なストレスが原因で発症する腰痛もあり、うつ病が原因で腰痛が発症したというケースも報告されています。

それでは、その腰痛の原因を詳しく見ていきましょう。 

■人類の宿命
腰痛は人間にしか起こらない病気とされています。四足歩行を行っていた時期は前足と後ろ足で体重を分散して支えていましたが、進化により二足歩行を手に入れた人類は体重を足腰だけで支えるようになりました。その結果、腰に負担がかかるようになり腰痛が誕生してしまったのです。

■悪い姿勢
肉体労働はもとより、デスクワークでも腰痛になることがあります。 悪い姿勢を毎日長時間続けてしまうことで筋肉が疲労し、やがてその疲労しきった筋肉が腰を指支えきれなくなると腰痛が発生してしまいす。さらに、この状態を放置し続けていると慢性的な腰痛の原因になってしまいます。

例.日常の何気ない行動も腰痛の原因になっています。 
1.背中を丸めて腰掛ける
背中を丸くしていると、重い上半身を背中から腰の筋肉が支えることになります。 その筋肉の負担が腰痛の原因になります。 また背中を丸めているということは、背骨と背骨の間にある椎間板に圧をかけている状態なので、椎間板ヘルニアを引き起こす恐れもあります。 

2.背もたれから腰が浮いて腰掛ける 
背もたれから腰が浮いていると、上半身の体重が全て腰下部に掛かってしまいます。 一見リラックスしているようでも、筋肉に相当な負担が掛かっています。当然腰痛の原因になります。

■運動不足
運動不足による腰周りの筋力低下が腰痛の原因になります。腰痛の人は腰周りの筋肉が緊張して硬くなっている人が多く見受けられます。 

「筋力が低下すると腰痛になる?」

簡単に言ってしまうと、筋肉低下により体を支えきれなくなっている状態で、さらに筋肉を使い続けていると筋肉中に発痛物質ブラジキニンが発生します。この物質が痛みの原因となり腰痛となるわけです。

また、血流が悪くなると、これと同じ発痛物質のブラジキニンを発生させてしまいますので、血行不良も腰痛の原因となります。とはいっても血行が悪くなる大きな原因は運動不足であり、結局は筋力の低下が原因となります。

■内臓疾患が原因
胃・腎臓の疾患、尿路結石、子宮筋腫、癌、腹部大動脈瘤などが原因で腰痛が起こることがあります。 (内臓疾患からくる腰痛が疑われる場合は、早急に専門の医療機関で適切な診察を受けることをお勧めします)

1.腎疾患が原因
腎臓に炎症がある場合には腰部がだるく感じます。 腎臓結石は腰に激しい痛み、尿管結石では痛みの症状がぎっくり腰に似ているという特徴があります。

2.癌が原因
癌が骨、腎臓、前立腺などの臓器に転移した時、腰痛を伴う場合があります。リンパ腫、癌のリンパ節転移などでも腰痛を伴う場合があります。
※単なる腰痛と見過ごさないように注意しましょう。 

3.泌尿器系の疾患
腰部から下腹部に沿って痛みがあり、排尿することによって痛みが増していきます。 膀胱炎など 

4.その他の疾患
虫垂炎は腹部の痛みが主ですが、まれに右側腰部痛が発生する場合があります。 
胆石症も腹部の痛みが主ですが、右側腰部疼痛を繰り返す場合があります。
急性膵炎でも腹部の痛みが主ですが、慢性になると腰背部に鈍痛が発生する場合があります。 

■女性特有の原因
女性は男性より筋肉量が違うので、背骨や骨盤が緩みやすくなります。そのため女性は男性に比べて腰が疲れやすく腰痛が発生しやすいという特徴があります。また女性はハイヒールを履く、骨粗鬆症(閉経後に骨からカルシウムが出て行く)になりやすいなど、さらに男性より腰痛になるリスクが高くなっています。

1.ホルモン
女性はホルモンのバランスが変わりやすく自律神経も乱れがちです。この自律神経が乱れやすなると体のバランスが崩れ血行不良を引き起こします。血行不良は先程も述べたように腰痛の原因となります。

2.妊娠中の腰痛
妊娠や出産が腰痛の原因になることがあります。妊娠をすると重心が前に移ってしまい腰椎が反り、骨盤が前方に傾むく状態になります。 この状態は腰に大変な負担を掛けてしまいます。さらにお腹の赤ちゃんが成長するに従い、その負担は増大していきます。それが限界に達すると腰痛になるわけです。

また妊娠すると出産準備のためリラキシンという物質が骨盤の恥骨結合を広げます。(胎児が産道をスムーズに通れるように)この恥骨結合部分が緩められると、その周囲の筋肉が緩み体のバランスを崩していきます。このバランスの崩れが腰痛を引き起こしてしまう場合があります。

この妊娠による緩みは出産後数週間でなくなりますが、この時期にしっかりと骨盤の歪み、衰えた筋肉などを治しておかないと骨盤が歪んだまま固定されてしまい腰痛か慢性化してしまう原因になります。出産後に腰痛がある場合、整体、妊娠体操などの運動で腰痛予防をしておくことがとても重要になります。

3.生理中の腰痛 
これは月経困難症とよばれる疾患で、生理の時に子宮から分泌されるプロンスタグランジンという物質が腰痛、下腹部の痛み・不快感といった症状をを引き起こします。(酷い時には痙攣を起こしたり、痛みが背中にまで広がることもあります)生理が終わると、この症状は改善していきます。 

また生理前に頭痛、吐き気、めまい、倦怠感、腰痛などの症状に見舞われる月経前緊張症と呼ばれるものもあります。生理が始まると症状が軽くなったり、症状がなくなったりします。 症状は不安感や恐怖心などの精神的な面に大きく左右されますので、症状改善には日頃から精神の安定を心がけ、ストレスを溜め込まない工夫が必要です。

4.更年期と腰痛 
更年期を迎えた女性は女性ホルモンの閉経により骨粗鬆症になりやすくなりますので、腰痛が発症するリスクが高くなります。 

■ストレスが原因
体の一部に異常が起きると神経を通じて異常が脳に知らされます。そして脳は痛みとしてその異常を人に認識させます。これが痛みのメカニズムなのですが、このメカニズムを支えているのが脳の神経伝達物質です。ところがストレスが慢性化してくると、この神経伝達物質の分泌が異常をきたし、情報が正確に伝わらなくなってしまうことがあります。

通常なら感じない「小さな腰の痛みも強い痛みとして」認識してしまい人に腰痛と誤認させてしまうことがあるのです。

また、ストレスは自律神経に影響を与えやすいといわれており、この自律神経が乱れることで血行が悪くなり腰痛が発症することがあります。

■老化が原因
背骨の骨と骨の間にはクッションとなる椎間板があります。椎間板は年を取る度に中に含まれる水分が減少し次第に弾力性を失っていきます。弾力性を失った椎間板は腰への衝撃を吸収できなくなり、なんでもない行動でも椎間板が壊れやすくなります。この様に脆くなった椎間板は色々な障害を引き起こします。 その代表が椎間板ヘルニアです。

また、老化による背筋や腹筋等の筋力低下も腰痛の原因となります。 


以上が腰痛を引き起こす主な原因になります。

駆け足でご紹介しましたが、ここで紹介した以外にも腰痛の原因はまだまだあります。「子供の頃に行なうスポーツ」や中には「記憶による腰痛」なんてものあります。

とりあえずは基本的な原因だけ押さえておいて下さい。

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