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【ぎっくり腰】

2014年01月30日 14:58

【ぎっくり腰】

ぎっくり腰は正式な病名ではありません。急激に起こる腰痛の総称であり、正式には「急性腰痛」と呼ばれています。どういった状態かというと不用意な動作(重いものを持ち上げる、くしゃみ)をきっかけとし「グキッ」という衝撃と共に、腰椎が瞬間的にずれてしまい腰の筋肉や筋膜の一部が切れ炎症を起こしてしまった状態です。場合によっては激痛で真っ直ぐ立っていられなくなることもあります。

■原因
ぎっくり腰の原因は、運動不足、肉体疲労による筋肉の緊張と疲れによる血行不良とされています。詳しく解説すると、筋肉は多くの筋繊維で構成されています。この筋繊維が伸び縮みすることで身体を動かしているわけですが、この筋繊維はリラックスしていれば普通に伸び縮みしますが、緊張状態になると固くなって縮まなくなります。

このような緊張状態で何かの負担がかかると一気に筋繊維が縮まります。その際の急激な変化に耐え切れなくなった周りの筋肉や靭帯などが炎症を起こすと、それがぎっくり腰になるわけです。特に多いのが仙腸関節(腰にある仙骨と腸骨の接する関節)に付着する軟部組織の損傷により腸骨が後下方にズレて起こるぎっくり腰です。

どうしてズレが起こるのかというと、骨盤を支えている筋肉群が疲労やストレスの蓄積により弱くなってしまうためズレが起こるということと 、関節の動きをスムーズにしている軟部組織が栄養不足(ビタミンC不足)により機能低下を起こしてしまい腸骨が後下方にズレる、という2つの原因が考えられています。

ぎっくり腰は1回発症してしまうとクセになるといわれていますが、正しい治療・予防を行っていれば、ぎっくり腰はクセになるものではありません。

■治療法
ぎっくり腰の1番の治療方法は、患部を冷やして安静にするということです。この時、決して揉んだりしてはいけません。ぎっくり腰の患部は炎症しているので揉んだり、ストレッチをしてしまうと逆に炎症が酷くなり症状が悪化してしまいます。まずは腰が楽になる姿勢(身体を丸めて横向きに寝る)で安静にしておくことです。

この時、STTテーピング治療とSTC整体を併用する方が効果的です。10分ほどすれば痛みはとれるはずです。

ただ、ここで痛みがとれたとしても、筋肉の張りや収縮が残っていれば、ぎっくり腰は再発してしまいますので、日頃から筋肉を十分にリラックスさせ、筋肉の疲労を取り除くなどのケアを忘れないようにしましょう。尚、安静にしていても痛みが一向に引かない場合は椎間板ヘルニアなどの可能性があります。

■予防
ぎっくり腰になった人に共通していることは、疲労・ストレスによって「腰の筋肉が凝り固まっていた」ということです。つまり、ぎっくり腰を予防するためには普段から筋肉の緊張をほぐしておくことと、こうした違和感を感じた時は、意識的に腰(お風呂・ストレッチなど)を休めてあげるようにすることが、ぎっくり腰の予防に繋がります。

また、発症のきっかけとなる「急な動作」も極力控えるようにしましょう。

例えば、物を持ち上げる時は膝を伸ばしたままで持ち上げるのではなく、膝を曲げ腰を落とし足の力を使ってゆっくりと物を持ち上げる。といった感じです。

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